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循環器科
学校検診で心電図異常を指摘された
心電図異常のうち、QT延長についてまとめました QT延長は何が問題か? QT延長がある方の中には、危険な不整脈のために命を落とす人がいる。 何を調べるか? 問診で、内服している薬がないか(不整脈の薬、精神科の薬、抗生剤)。 これまでに失神発作の経験はないか。 自身に生まれつきの難聴はないか。 親戚で突然死した人はいないか。 診察で、心臓病や脳出血はないか。 血液検査で、塩分バランスの乱れ、ホルモンの病気、感染症、栄養不良はないか? 運動負荷心電図で、QT延長の変化を調べる。 心臓エコー検査で、心臓病がないか調べる。 24時間心電図で、QT時間は正常か、徐脈はないか、病的な不整脈はないか。
心房粗動
心房粗動の方が受診されました。心房粗動の説明をまとめましたのでアップします。 心房の正しい電気活動が失われている、心房収縮はわずかにある 心房の電気活動は正常の約5倍、その半分が心室に伝わる 心拍数 130~160回/分 症状 動悸、胸痛、息切れ 無症状もある 合併症 心不全や脳梗塞の原因になる 治療 再発予防薬、脈拍数の調節、脳梗塞の予防薬 アブレーション治療 有効です
小児科
RSウイルス感染症
2021年7月 RSウイルス感染症がとても流行っています。 スタッフ向けの勉強会を行いましたのでアップします。 どんな病気か 風邪ウイルスの一種であるRSウイルスが引き起こします 最初の2~3日は 鼻水 熱 咳 軽い風邪症状です その後4~5日間 ひどい咳 ゼイゼイと息苦しくなります 3歳以下の子供さんはかかりやすく 2歳以下の乳児は気管支炎・肺炎を起こしやすい(痰がらみ、ゼイゼイ、元気がない、飲みが悪い)、入院しやすい 特に6か月以下の乳児・未熟児・心臓病がある人は、より入院しやすい 小学生以上のお子さん、大人がかかると 風邪 になります ご高齢の方でも、特に心臓病がある方は 入院しやすい 治療 痰・咳を楽にする治療が中心です 特効薬はありません 多くは1~2週間で良くなります 入院適応 水分、食事がとれない 呼吸困難 鼻翼呼吸、陥没呼吸、多呼吸、無呼吸、SpO2<92% 12週未満の乳児は早めに入院
総合診療科
歯に問題ないのに歯が痛い
歯に問題ないのに歯が痛い、という方が受診されました。非歯原性歯痛について調べてみました。 内科分野、耳鼻咽喉科にかかわる疾患が多くありました。お困りの方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。 非歯原性歯痛 筋・筋膜性歯痛 咀嚼筋の慢性的な疲労 神経障害性歯痛 神経の損傷 神経血管性歯痛 片頭痛に関連 上顎洞性歯痛 蓄膿症に関連 心臓性歯痛 心臓病に関連 心因性歯痛 心の病気に関連 特発性歯痛(非定型歯痛を含む) 原因不明 その他
当院におけるけいれん対応マニュアルを改訂しました
当院受診中にけいれんを起こされる子供さんに時々遭遇します。 けいれんの対応は、医師と看護師さんがかかわることになります。 けいれん対応の勉強会を行ったので公開します。 院内でけいれんを発見した時 ①院内でけいれん発作が始まったとき まず人を呼ぶ 気道確保(体位、顎先挙上、吐物確認) 時計を見て発作時刻を記録 バイタルチェック(呼吸 顔色 SPO2 血圧) けいれんを観察する ②けいれんが5分以上続く場合、意識が戻る前に再びけいれんになる場合 気道確保(体位、顎先挙上、吐物確認) バッグ換気(無効時 酸素投与) 落ち着いてけいれんを観察 10分経ってもけいれんが自然に治まらない場合…けいれん止め使用 または 救急車で救急外来に紹介 ③けいれんが治まったら 発作後の嘔吐に備え、顔を横にする バイタルチェック(呼吸 顔色 血圧 SPO2) 観察 発作後は脳が疲れて深い呼吸で眠ることが多い けいれんの再発に注意 もうろう状態で歩くことがあるので注意 ④帰宅か紹介かの判断 過去にけいれんを起こしたことがあり診断が付いていて 意識が戻っている Japan Coma Scaleで1桁 自分の名前が言える、乳児は母親と目が合わせられる すやすや眠っている バイタルサイン正常 重大な疾患の疑いがないこと
耳鼻咽喉科
花粉症の薬の選び方
花粉症の薬の選び方 まず症状をお伺いします。鼻水、くしゃみ、目や鼻の痒み、鼻づまり、その他。 症状にあわせてお薬を選びます。 (1)鼻水、くしゃみ、目や鼻の痒み が つらい場合 抗アレルギー薬の内服をします。以下のうちの1種類。 アレロック(オロパタジン)、タリオン(ベポタスチン)、アレグラ(フェキソフェナジン)、ジルテック(セチリジン)、ザイザル(レボセチリジン)、ビラノア、ルパフィン クラリチン(ロラタジン)、アレジオン(エピナスチン) よく効く薬は眠気が出る傾向があるので要注意です。 (2)鼻づまり が つらい場合 ロイコトリエン拮抗薬か点鼻薬を使います。 オノン(プランルカスト)、キプレス(モンテルカスト)、点鼻薬。 (3)お子さんの場合 年齢によって使える薬と量が違います。 (4)妊娠中、授乳中の方は、使っても問題ない薬を選びます。 それぞれの薬には長所と短所があります。詳しくは受診時にご相談して下さい。